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2022.8.15

金子雅和

ギリシア悲劇のごとく、主人公の過酷な運命を世界へ向けて突き付ける骨太な映画。
それでいてどこか優しい眼差しを感じるのは、監督たちが主人公を事件性ある被写体として客観視するのではなく、
本気で共感しながら、祈るような気持ちで撮っているからではないか。
負の連鎖を断ち切ろうと藻掻くMINO Bros.&俳優たちの熱量を、劇場で体感して欲しい。